IELTS

IELTSライティングTask 1 サンプル解答#1

IELTSのサンプル解答です。筆者はIELTSライティングで7.0以上の取得を目指して勉強しています。今回は初めて、Task 1のエッセイを載せてみようと思います。Task 1は、棒グラフや線グラフ、円グラフなどの図が問題に出され、そこに記載されている情報を客観的にレポートするものです。Task 1はTask 2よりも点数配分が低いものの、軽視することはできません。また、Task 2に集中するためにも、Task 1に長い時間を取られないように、書き方の型を身に着けると良いと考えています。

Topic Question

※この問題は過去に出た問題に基づいて、独自に作成されたものです。手作りのためグラフに見づらい部分がありますが、ご了承ください。

筆者の解答例

The charts indicate the forests in the world in the square mile and the production of timber globally in billion kilograms in 2016.

Amazon and Tongass recorded the two most extensive existing forests, but the former was almost 1.6 times as much as that of the latter, with 42,000 sq. mi. and 26,560 sq. miles., respectively. Bialowieza and Waipoua were next in size but with a huge difference, with only 7,838 and 6,200 in order. Next were Daintree and Bristlecone with almost the same size, 4,600 and 4,375. Finally, the last three forest areas were Yakushima, Araucaria, and Tarkine, with only 1,949, 1,811, and 1,500 sq. mi. in order.

In terms of timber production, Canada had the biggest timber production in 2016 with 31 b. kg., while the US came in second with 19.5 b. kg., exactly 1 b. kg. higher than Sweden. Finland came in fourth with 16 while Germany and Russia followed with almost the same output, 14.5 and 14 respectively. The last three producers were Brazil, Australia, and Chile, recording 11, 7, and 6 b. kg.

Overall, Amazon had the largest area of forests, but Canada was the biggest producer of timber.

(195 Words)

解説

この問題は、2つの円グラフ(Pie charts)の問題となっています。上のグラフが、「世界の森林面積の分布」を表す図で、square mile(平方マイル)に換算されています。(※1平方マイル=約2.59平方キロメートル)

そして、下のグラフは「世界の木材生産量」を表しています。単位はbillion kilogramsなので、10億キログラムです。つまり、31と書いてあるカナダは、310億キログラムの木材生産量があると読み取れます。

Task 1エッセイの構成ですが、Introduction→Body→Overviewという形で筆者は書くことが多いので、今回もそのような構成となっています。

〇Introduction:設問の文章と、グラフを見て、「何についてのグラフなのか」を簡潔にまとめます。基本的には、何(what)、いつ(when)、どこ(where)、単位(unit)を含むことで正しく簡潔なイントロを作ることが出来ます。そして、ここで注視しなくてはならないのは、設問をそのまま写してはいけないということです。今回の例を以下に挙げます。

Introduction
  • 設問の文章:
    • The two pie charts show some forests existing in the world and timber production globally in 2016.
  • 筆者の文章:
    • The charts indicate the forests in the world in square miles and the production of timber globally in billion kilograms in 2016.

ここでは、The two pie charts→The charts、show→indicate、some forest existing in the world→the forest in the world、timber prodcution globally→the production of timber globallyと言い換えています。

そして、単位であるsquare milesとbillion kilogramsを付け足しています。

〇Body:2つの円グラフが独立した内容なので、それぞれ別々に書いています。

まずは、上のグラフ(世界の森林面積)からです。

流れとしては基本的に1番高いAmazonから描写していますが、その中でも比較をしながら書いています。

比較の例

Amazon and Tongass recorded the two most extensitve exsiting forests, but the former was almost 1.6 times as much as that of the latter, with 42,000 sq. mi. and 26,560 sq. mi., respectively.

アマゾンとトンガスが最も広範囲の森林を記録したが、前者(アマゾン)は後者(トンガス)よりも1.6倍程広かった。その面積はそれぞれ、42,000平方マイルと26,560平方マイルだった。

上の例では、1.6 times as much as~を使うことで2つを比較しています。また、the former…the latterは、前者、後者という意味になるので、AmazonとTongassを再び言う必要がなく便利な表現です。

次に、下のグラフ(世界の木材生産量)です。

ここでも、一個一個順番に描写するのではなく、適宜比較を用いています。

比較の例

In terms of timber production, Canada had the biggest in 2016 with 31 b. kg., while the US came in second with 19.5 b. kg., exactly 1 b. kg. higher than Sweden.

木材生産量に関しては、カナダが310億kgで最も大きい一方、米国が195億kgで2番目に大きかった。米国の生産量は、スウェーデンの生産量よりも丁度10億kg多かった。

この1文で、カナダ・米国・スウェーデンの3ヵ国を描写しています。had the biggest, while, came in second, exactly 1 b. kg. higherなどの語句を組み合わせることで、比較をしながら書いています。

〇Overview:Overviewは、グラフの全体像です。最もsignificant(重要な)な情報を抽出して、1文にします。

Overview

Overall, Amazon had the largest area of forests, but Canada was the biggest producer of timber.

全体として、アマゾンが最も広大な森林面積を有していたが、カナダが最も大きな木材生産国だった。

森林面積はアマゾン(北米)が一番広大でしたが、木材生産量ではカナダ(北米)がトップでした。そのある意味での矛盾を示すためにも、butを使っていることがここでのポイントです。

〇単位(Unit)について

最後に、単位についてです。

ここでは、square mile(平方マイル)とbillion kilograms(10億kg)が単位として使われています。文章の途中では、それぞれの単位の短縮形sq. mi.とb. kg.を使っています。また、単位をつけることなく、数字のみで示している文もあります。これは、単位は最初だけ正確に書き、それ以降は短縮形で表したり、単位をつけなくても意味が分かるようになっているからです。毎回単位を書いていると、繰り返しになり返って文章が読みづらくなりかねません。そういう意味でも、短縮形の使用と、数字のみで表すというのは一つの工夫として有効だと考えます。

参考書

今回は手作りの問題を使いましたが、筆者は通常過去問を解きながら学習しています。その中でも、Cambridgeから出ているこのIELTSの過去問集が、最も信頼のおけるリソースだと思います。IELTS16が2021年8月現在で最新版となっています。”with Audio”とタイトルに書いてあれば音声もダウンロードできますので、しっかりとリスニング対策もできます。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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