海外大学院

【アラサー留学】僕が海外大学院に留学する5つの理由

こんにちは!

僕は、2022年4月末にオーストラリアに到着しました。5月から大学院が始まり、約2年間こちらの大学院でファイナンスを学びます。

この記事では、自分がなぜ海外の大学院に留学するのか、そして何を成し遂げたいのかを5つに分けて書いていきます。

1. キャリアアップしたいから

まずはシンプルに、「キャリアアップ」のためです。

自分が大学院進学を具体的に志したのは26歳くらいの時でした。ちょうど転職活動をしていた時で、日系企業の海外営業職で内定を頂きました。その仕事は年間のおよそ3分の1を海外で過ごすようなお仕事で、海外好きの自分としてはとても魅力的に映りました。

しかし、どう見ても魅力的で、社会的意義もある仕事なのに、なぜか内定を受諾する気になれませんでした。それは何となく「先が見えてしまった」からです。上司となりうる方々や先輩の話から、自分がそこで経験を積んで、昇進して、そのまま勤め上げていった先にどうなっているか、が何となくイメージできました。

海外大学院進学は、良い意味で卒業した後自分が何をやっているのか、想像もできません。キャリアに関しても、自分次第で切り拓いていくことが可能だと思っています。2年間という期間を勉強のみに費やすのは、非常に大きな決断です。でも、それをやって、前よりも条件の良い職につき、原資を回収もしくはそれを上回ることができればとても良い自己投資になると思っています。

2. 専門性を身につけたい

これは前職と関係があります。

自分は学部新卒で国際協力業界に飛び込みました。フィリピンにも4年ほど駐在し、プロジェクトマネージャーになるという目標もありました。ただ、国際協力業界にいる方の大半は修士号を取得されています。僕のような学部卒は専門性に乏しいとみなされ、中々責任ある仕事を任せてもらえないのが現状です。

実際、僕の職場も自分以外全員院卒以上でした。そんな環境にいたからこそ、自分も修士に行って何か専門性を身に着けたいと考えるのは自然な流れでした。自分は文系で国際協力系なので、「開発学」や「国際関係学」などの修士号も考えたのですが、自分が一番苦手な分野、それも「財務や会計」の分野で修士号を取ろうと考えました。

国際協力業界は、ODAであれば政府開発援助なので、資金は政府が出すことが多いです。そうすると、上から資金が流れてくるため、自分たちでお金を稼ごうとする必要がありません。(勿論、案件獲得のための入札等はあります)

しかし、現場に居た身からすると、もっとビジネスセンスを磨かないとと感じる部分が非常に多くありました。それは、究極の所、国際開発は「経済成長」、個人に落とし込むと「所得増加」になるからです。ですのでその基盤となる「財務・会計」を学びたいと考えました。

3. グローバルに通用する英語力を身につけたい

海外で仕事をしていれば必ず「語学の壁」にぶつかります。僕自身、フィリピンでは比較的苦労はしませんでしたが、ネイティブの方と一緒に仕事する時はスピードについていくので精一杯でした。

また、学部の時にオーストラリアに1年間だけ交換留学した時にも、友人作りでの苦労やディスカッションに参加できなかったりと、悔しい想いを何度もしました。

上記の理由から、もう一度オーストラリアで英語力を磨きたいと思っています。オーストラリアに限らず、特に欧米圏の大学には世界中から留学生が集まってきます。ここで教授や学生と色々な議論をしたり、遊んだりすることで実社会でも使える英語力が身につくと思っています。そのためにも、物怖じせず積極的に会話に参加していきたいです。

4. 様々なインスピレーションを受けたい

海外留学といっても、今はオンライン留学もできる時代です。そのような時代で、僕は”わざわざ”現地に行く選択をしました。

その大きな理由の一つが、沢山の人と出会うことで自分の視野を広げたり、自分では考えもしなかった発想ができることに期待しているからです。

例えば、僕は投資やビジネスに関心があるので、現地の「投資家コミュニティ」に顔を出して、現地の人の資産運用や投資スタイルを学ぶことができるかもしれません。また、色々なつながりができたら、現地で活躍している起業家の方と知り合って、お話を聞けるかもしれません。こういう繋がりは、やはり現地にいるからこそ出来ることだと思うし、オンラインでは中々深入りすることは難しいです。

常々考えていることですが、様々な出会いと経験の中で「自分がどう感じるのか」をとても大事にしています。自分が直感で感じることって、その人の個性だと思うし、人生の羅針盤にもなりえます。そういう五感みたいなものをフルで使えるのも海外留学したかった理由の一つです。

5. 海外大学院進学は、僕の夢だったから

最後の理由は、海外大学院進学は昔からの夢だったということです。

僕は子どもの時は勉強嫌いで、本を読むよりも外で遊ぶ方が好きだったのですが、だんだん大人になるにつれて、「知的好奇心」が高まってきました。単純に新しいことを学んだり、知ったりすること自体が楽しいと思えるようになってきたのです。

きっかけは、先にも書いた大学生の時の交換留学です。毎回予習、復習や課題をこなし、ほぼ図書館と家の往復という毎日でしたが、同時に非常に充実した日々でもありました。日本の大学では全然勉強していませんでしたが、海外の大学に来て勉強して、単位を取得してという生活をしたことで「自分でもやればできる」という感覚を持つことができました。それと同時に、今度は交換留学生としてではなく、「正規の学生」として戻ってきたいという想いを抱きました。

そう想ったのは21歳の時です。そして、その10年後、今僕は31歳になり、ようやく夢のスタート地点に立つことができました。

この10年間、海外の院に行きたいという想いは変わらずに、色々なタイミングが合ってこの日を迎えられたことを非常に嬉しく思います。

最後に

僕が海外の大学院に留学する5つの理由を書いてみました。

皆さんは、なぜ留学したいですか?

誰かを納得させるための理由ではなく、心から感じる理由はなんでしょうか?

きっと言語化していないだけで、心の中で感じていることって皆さんそれぞれあると思います。皆さんも、そのやりたいことができるよう、陰ながら応援しています。

私も2年後、留学が終わったときにこの記事を読み返して、どうだったか振り返ってみたいと思います。長い文章を読んでいただきありがとうございました。